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3歳半健診で名前と年齢を言えないときに

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。

 

私は市の乳幼児健診では3歳半健診を担当しています。その診察の際、まず初めに名前と年齢を聞きます。平均的に自分の姓名は2歳半くらい、年齢は3歳前半には言えるようになるので、発達を確認するという意味で必ず聞くことになっています。実際には、ちゃんと答えられるのは半分くらいでしょうか。みんな恥ずかしがったり、機嫌が悪かったりで、健診の場では答えられないし、それでいちいち再健診だの療育施設紹介とはなりません。まあ、ほとんど儀式になってますね。

でも、実際発達的に全く答えられない子もいます。名前を聞かれたら呼び名で答えてしまうとか(ケンちゃんとか、ミーちゃんとか)、下の名前だけとかのみ答える子もいます。一応、フルネームで答えられるのが基準とされてます。下の名前だけ答えた子には、「上の名前は何ですか?、何けんたろう君ですか?」と追加で聞いたりしてます(この聞き方もわかりにくくて、未だに正解がわかりませんが)。一応、フルネームを言えると日常生活で迷子の時など助かるので、2歳半で出来なければ練習しとく方が良いですね。ちなみに年齢は答えられなくても気にしなくて良いです。これについては長くなるので別で書こうと思います。私も聞かないといけないことになってるから聞いてるだけです。

大事なのは、子どもが言えなかったり間違えて答えたりした時に、練習したのにと残念がったり、おかしな答えに笑ったり(名前を聞かれて年齢を答えたり、違う年齢を答えたりとか)してはいけません。違うでしょと直接否定して言い聞かせるのもしない方が良いです。これをやると、次から子どもは答えること自体を避けるようになります。

どうすれば良いかというと、そっと笑顔で正しい答えを言ってあげるだけで良いです。私も健診でやってます、「うん、山田健太郎くんだね」「うん、3歳だね」とか。これは他の言い間違いのときも同じです。もうちょっと低年齢になりますが、言葉の発達がゆっくりな子で単語の一部だけを取り出して話す子がいます。「アンパンマン」を「パンマン」とかです。そういうときも、そうだね、「アンパンマン」だね、とそっと言い直してあげるのを繰り返すので良いです。

健診をしていて、最近よく気になっていたことでした。同じくらいの年齢の子がいたら、少し気を付けてもらえればと思います。