こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。
1歳半健診で有意語の発語が3つ以上無いときは、要観察にチェックが入り、半年後などに再確認することが多いです。その際に家族は、言葉が遅いですが様子を見ましょう、半年後にまた来て下さいなどと言われてることも多いと思います。
これ、すごく無責任というか、不安にさせておいて何も対策無いんかいって憤慨される方もいるようです。でも実はそれなりに根拠があることがあります(無いこともあります)。
発語というのは人のコミュニケーションの発達の1つ通過点です。人の顔を目で追って笑い、見知らぬ人を前にすると怖がって泣くようになり、指さしをして興味や驚きを他人と共有しようとする、そして言われた言葉を理解するようになって、その先に発語の表出があります。
発達を診る保健師や医師はそれらを点ではなく、流れで見ています。言葉が出ているか出ていないかだけを見ているのでなく、それまでのコミュニケーションの発達が順調かどうか、言語を介さない(非言語性)発達はどうかを見ます。それにより、この子はほっておいても発語が出てくるだろうなとか、発語以前の段階でコミュニケーションの発達が進んでないなとか、判断しています。頻度としては前者(ほっておいてもそのうち言葉が増えそう)が多いので、様子を見ましょうという対応になることが多くなるのです。
ただ〜(粗品風に)、本当に分かってなくて様子を見ましょうと言ってる無責任な医者や保健師もいないことも無いので、不安ならちょっと聞いてみると良いです。様子を見るだけで良い根拠は何ですか?と。
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