どれだけ保湿剤を使ってもしっとりしないときの最終手段(ワセリンパックのすすめ)

こんにちは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。肌が乾燥しやすい季節ですね、外来でも健診でも診察しながら、肌がカッサカサの子を多く見かけます。 

肌が乾燥しやすい時期は朝も保湿剤を

お母さんに保湿してるか確認すると、してます!って答える方もいますけど、朝はしてませんという方が多いですね。乾燥がひどいときは朝も保湿剤を塗りましょう、そんなに丁寧でなくとも、ローションタイプをびしゃっと手に取って、ざざっと塗れば良いです。乳幼児相手なら30秒かからないですよね。

多分最強の保湿法であるワセリンパック

実際に朝晩しっかり保湿剤を使ってもカサカサが治らない子も少なからずいますね。そんな方に当院が開院以来勧めている方法があります、今回はそれを紹介します。ワセリンパックと呼んでます。まず、たっぷりめにワセリンを用意します、ドラッグストアに保湿剤よりはるかに安く売っています。そして、夜お風呂に入った後に身体をタオルで拭く前に、濡れた肌の上からワセリンを馴染ませながら延ばすように塗ります。肌表面の水分はワセリンの油で大部分ははじかれますが、残った水分はタオルで軽く吸い取って終わりです。その夜はさらに保湿剤を塗る必要はありません。湿疹の薬があれば、その上から塗ってください。

ワセリンパックをするにあたって注意点

イメージとしては肌に水分を十分吸わせた状態にして、ワセリンでフタをすることです。ワセリン量は肌がしっとりした感じになるくらいで。ワセリンが多すぎるとベタベタして不快ですし、夏場の汗をかく時期だと汗の蒸散を邪魔して痒みが出ることがあるので注意して下さい。また、このワセリンパックは一日中は持たないので、朝の保湿剤は必ず塗りましょう。もう一つ、気を付けて欲しいのは、乾燥肌とお母さんたちが思っているのが、既にひどめの乾燥性湿疹になってることがあります。湿疹には保湿剤は全く効きません、部分的に(特に首、肩、肘、膝裏、足首など)発赤ガサつきがひどいところがあれば湿疹のことが多いので受診するようにしましょう。

やり方や肌の状態に不安があれば受診してください

乾燥しやすいこの時期、完璧に保湿してるのにしっとりしないと悩まれてるなら一度試してみて下さい。0か月の赤ちゃんから出来ます。子どもに限らず大人でも有効です。ワセリンパックをするほどの乾燥肌かどうか、乾燥性湿疹があるか、始めてみたが上手く出来ているかなど不安があれば、実際に受診して見せていただければと思います。なお1つ難点として、浴室でやることになると思いますが、ワセリンで床が汚れやすくなります。そこはお父さんに掃除を頑張ってもらって下さい。