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花粉症か風邪か?

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。

 

今日で2月も終わりです。随分暖かくなり夜明けも少しずつ早くなって、早朝の犬の散歩の億劫さも和らいできています。そして、同時にスギ花粉の飛散も急激に増えてきているようです。今ある症状が花粉症か風邪か分からなくて受診しましたっていう患者さんがこの時期増えます。結論から言うと、私らもわかりません!

喉が痛かったり、熱が出ると花粉症じゃなくて風邪と思ってる人がいますけど、花粉症でも咽頭痛も熱も出ます。咽頭痛は私にとっては花粉症の時に一番に出る症状ですし、花粉症は英語でhay fever(直訳:干し草の熱)というくらいです。まあ、39、40℃といった高熱は少ないですが、38℃前後なら余裕で花粉症でもありえます。

そう言ってても、ある程度鑑別しないと治療出来ません。やはり目や鼻のかゆみが目立つと花粉症の可能性が高くなります。アデノや溶連菌による結膜炎でもかゆみが出ることもありますけど、それらと違い花粉症では眼脂が出ることは稀です。鼻汁鼻閉といった点では共通の症状ですが、ドロドロした汚い鼻汁は花粉症では少なく、副鼻腔炎の症状のことが多いです。

また、あまりに小さい子が花粉症を発症することもあまりありません。3歳未満は滅多とないし、0歳児ではまず考えなくて良い、風邪(感染症状)と考えるのが自然です。

花粉症の疑いが強いときは風邪薬(咳鼻に対する)に加えて、抗アレルギー薬や点鼻薬をちょっと長めに出して反応を見てもらったりしています。血液検査はスギやヒノキのアレルギー数値が高値であれば花粉症の裏付けになります。でも、治療内容はそれほど数値で変わることはないし、小さい子はあまり数値が上がらない(当てにならない)ことも多いので、年長で本人が採血に納得してくれる子に限って行なっています。なお、舌下免疫療法を希望されるなら必須となります、

実際のところ、花粉症の人が風邪ひくこともインフルエンザになることもあるので、やはり正確にはわかりません。希望的観測からインフルエンザと思いたくなくて花粉症ということにして普段通りに生活してて、結局高熱になって寝込み、周囲に感染させて拡げている方、よく見かけるので気を付けましょう。