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熱中症予防で最も大切なのは水分補給ではない

こんばんは。滋賀県栗東市の「栗東よしおか小児科」院長の吉岡誠一郎です。

 

今日から新しい場所でブログを始めて、いきなり2つ目を書いてますが、ちょっと慣れるためと、時間があるうちにと思い書いてます。

 

まだ6月というのに真夏の気候ですね、老いも若きも熱中症で運ばれる人がすでに急増しているそうです。熱中症対策として水分補給がよく言われていますが、時々水分さえ摂っていれば熱中症にならないと思われてる方がいます。これは重大な誤解です。いくら水分を十分に摂っていても、暑いところに長時間いれば熱中症になります。熱中症は命にかかわる状態にもなるので、特に子どものスポーツ活動を世話している大人の方々は注意して欲しいと思います。熱中症の予防は何といっても暑いところにいないこと、やばいと思ったら涼しいところに移動することです。

 

あと、水分としてポカリスエットを飲まそうとする人がいますが、ポカリは糖分が多くて、熱中症で気持ち悪い時に飲むと吐きやすいです(胃腸炎のときも同様です)。糖分が多いほど吸収されにくく、100mlあたりの糖分量はポカリ6.2g、アクエリアス4.7g、グリーンダカラ4.7g、イオンウォーター2.7g、OS1 2.5gとなっているので吐き気があるときにはやはりOS1か、味が苦手ならとりあえずイオンウォーター(薄緑のポカリみたいなやつ)でも良いかと思いますし、とりあえず吐かないように水分を摂りたければ麦茶や水の方が良いでしょう。でもそればかりでは、塩分糖分が足りなくなってしまい、意識障害などなることがあるので気を付けてください。

 

ところで、毎年思ってますが、野球って短パンでやっちゃダメなんでしょうか?めちゃくちゃ暑そう、サッカーは短パンなのに不思議です。

 

昨年も同じようなことを旧ブログで書いてました

・熱中症予防に一番大切なのは水分補給ではない